3分で読む『法句経』|過去のあやまちをゆるすことで、現状は好転する

自分を責め続けるのは「今の自分を変えるのがこわい」から

翻訳原文

さきに

あしき業(わざ)を行える人も

後に善(よ)き事によりて

清められなば

まこと 雲を離れたる

月のごとく

彼は

この世間(よ)を照らすべし

(『法句経』173,友松圓諦訳・講談社学術文庫)

現代語訳

かつて

間違いを犯した人間も

それを反省し、改善にはげむことで

心身ともに すこやかになれば

ちょうど 雲が取り払われた

月のように

その姿は

世界を明るく照らすでしょう

ひとこと解説

自分が過去に犯した失敗や過ちを責め続けるのは、実は一番かんたんなことです。

それを理由に、今の自分を何一つ変えずにすむのですから。

しかし、そんな現状が苦しいと思うのであれば、自分をむやみに責めるのを、一度辞めてみましょう。

失敗や過ちが起こったのは、本当に「あなた自身だけ」のせいですか?

そこに意識を向けるだけで、失敗や過ちによる自身への怒りや不甲斐なさを、手放せるかもしれません。

自分自身も、この世界も、この世のすべては移りゆくものです。

それが理解出来た瞬間、自分自身の心も、目の前に映る景色も、おのずと変わってくるでしょう。

合掌

関連記事

  1. 3分で読む『法句経』|「財(金銭・知識・技術)」の取り扱い方で、人生は…

  2. 3分でよむ『法句経』|「理想」は「行動」が伴ってはじめて結果を生む

  3. 3分で読む法句経|「失敗や過ちを反省する」のは「自分自身を苦しめない」…

  4. 3分で読む法句経|「具体的な行動」は「漠然とした努力」に勝る

  5. 3分で読む『法句経』|自分の意思で選び抜いた道は、必ず自由へとつながっ…

  6. 3分で読む『法句経』|楽しく生きる秘訣①「報復の連鎖」から身を引く

  7. 3分で読む『法句経』|楽しく生きる秘訣②他人の心の痛みに引きずり込まれ…

  8. 3分で読む『法句経』|最良の師(メンター)とは、どんな人物なのか

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。